図師雪鷹

フィッシャー・キングの図師雪鷹のレビュー・感想・評価

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)
4.8
ジャックは人気DJだった。ただ、常に過激な語り口であり、リスナーをがっかりさせることもあった。ある時、ジャックはある男性のリスナーからの悩み相談に、いつも通りの口調で答えた。

それが、思わぬ悲劇を生むことに…

3年後。彼はビデオレンタル店の店長アンのヒモとして暮らしていた。しかし、ろくに働きもせず、人付き合いに恐怖を感じている。

外の世界へ踏み出てもろくなことがなく、ただただ泣いて、昔と今の自分を比較するだけだ。
そんな中、ジャックはホームレス狩りに襲われる。ガソリンを掛けられ火をつけられそうになったそのとき、ホームレスの一行がホームレス狩りを襲い、ジャックを救う。
恩人のホームレス一行のリーダーはパリーと言って、妖精だの聖杯だの不思議なことを言って、騎士のようにふるまう大分頭の変な人だった。ジャックはパリーを最初は避けようとするが、パリーがとんでもない過去を持ってることを知り、彼を助けざるを得なくなる。


シリアスと笑いが絶妙にマッチしてていい。パリー役のロビンウィリアムズ が歌を歌ったり、公園で裸になってはしゃいだりする姿は最高ですね。もっと自由に生きろよ!って言われてる気がする笑。それに、彼はコメディ演技だけでなく、悲しそうな表情もとてもうまい。

それにしても、とにかく最初から最後まで心臓バクバクでした。ロビンウィリアムズ が何しでかすか分からない。パリーの恋人リディアも、別の意味で危なっかしいですが、パリーとリディアのマッチ具合を見るのは本当に楽しかったです。


そういえば、リディア役の人って、クリストファープラマーの娘なんですね。びっくり。
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