takato

キング・コングのtakatoのレビュー・感想・評価

キング・コング(2005年製作の映画)
4.1
 か、可愛い!。最新のキングコングと原初のキングコングを見たので、「ロードオブザリング」でお馴染みピータージャクソンのオリジナルへの愛が詰まり過ぎな本作を視聴。

 長すぎる問題がある作品なのは最初ら知ってたので、面白そうな所だけ飛ばし飛ばしで見たのでかなり楽しめた。大きくアレンジした最新版と違い、あくまでオリジナルを膨らしたリメイク作品なので、多少飛ばしても話がわかんなくなるという心配なしであった。正直CGレベルとかカラッとした昼間に見せすぎとかの問題があって、平場でのコングの描写には少々微妙かな?って感じが当初はあった。しかし、徐々にコングの人間臭いキャラに魅せられていく内に全然気にならないどころか、何こいつめっちゃ可愛い!という萌えまくり状態に。そして、恐竜との戦闘シーンの見せ方も非常に上手いし、ムシムシ大行進な悪趣味描写もナイスサービス!。なにより、美女と野獣としての、コングとヒロインの関係をちゃんと描けてて偉い。

 本作にコングの可愛さは何か?。尊敬するファビラスバーカーボーイズこと町山さんと柳下さんが過去の映画評で語られていたが、「愛と誠」の岩清水権蔵のような、見た目はゴツイけど心は優しいひとりぼっちの童貞野郎が美女に出会ってしまった!という可笑しさである。照れてちょっと突っ張った態度をとってみたりするけど本当は心配してて、反応があんまりないと弱気になっちゃったり、凄く微妙な感情の揺れがコングから伝わってくるなんて!。
takato

takato