パケ猫パケたん

乱歩地獄のパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

乱歩地獄(2005年製作の映画)
4.2

浅野忠信主演のオムニバス映画📽️

4つのエピソードの全てが、江戸川乱歩🕯️の短編小説に由来している

浅野忠信が、七変化
謎の裸男、明智小五郎、明智小五郎、
犯人の役で登場していて、観ていて飽きない俳優

また、実相寺昭雄が監督しているエピソードもあり、各俳優たちも充実しているので、見応えは充分、乱歩ファンは必見でしょう❗


『乱歩地獄』(2005) 🇯🇵日本映画
       R15 134分



●『火星の銀河』 評価2.0

監督・脚本 竹内スグル

まぁ、この原作は数ページで、映画も直ぐに終わってしまった
理解不能な作品
ただし、他のエピソードが長いので、短くて丁度、良かったかも


●『鏡地獄』 評価4.6

監督 実相寺昭雄
脚本 薩川昭夫

テレビドラマ『怪奇大作戦』(1969)の『京都買います』や、映画『無常』(1970)で知られる鬼才、実相寺昭雄ワールドが炸裂‼️

京都と仏像への偏愛、無常感、女体のエロスそして、常に斜めに捉えている不安定な実相寺キャメラ🌈と、不気味さと閑かさに満ちた怪作

今回は鏡が題材なので、実相寺の迷宮は輝きを増しているようだ

原作『鏡地獄』からの描写は少なくて、和鏡を使ったトリックが、オリジナルで秀逸、スリラーと本格推理の混合は、如何にも、乱歩的でもある

脚本薩川昭夫はプロの仕事をしている

鏡職人齋透役の、成宮寛貴がプレイボーイで妖しい魅力
また、明智夫人の、市川実日子が、何故だか監禁されて、和装で椅子に縛られている
小林少年は、中村倫也で美少年
大家由祐子、吉行由実が、誑かされて、
色を添えている、と配役も豪華


●『芋虫』 評価3.6

監督 佐藤寿保
脚本 夢野史郎

傷痍軍人が、芋虫となって帰って来て、
美麗な妻にSMチックに弄ばれる話し😿

なんと、芋虫役が、大森南朋で熱演
美しき妻が、岡元夕起子
小林少年役が、女性で、韓英恵
平井太郎役が、松田龍平 と
すこぶる魅力的な配役である

『芋虫』の他に、『屋根裏の散歩者』、『怪人二十面相』、『パノラマ島奇譚』の要素がミックスされている

脚本の、箸が進み過ぎていて、置いてきぼり感がある
あと、真面目に『芋虫』を演出されると、流石にキツい
ただし、労作であることは確か


●『蟲』 評価4.1

監督・脚本 カネコアツシ

カネコアツシは漫画家らしい

殺される女優、木下芙蓉の役が、緒川たまきと、オイラのタイプな美形

奇抜な髪、派手な衣装も良く似合い、緒川たまきは、堪らないよ~😻🎵

原作に、忠実で、浅野忠信が、「すいませんでした、すいませんでした」と
町行く人に謝るユーモアを、ちゃんと残している

妖艶過ぎるのでファム・ファタールになっちまう、緒川たまき相手なら、オイラ🐱も惚れ抜くかもね~ 

まぁ、死体になってからの、緒川たまきたん👩✨が、下から見るとアゴが張っていたので、ベストではなかったけれども、監督の色彩感覚は、カラフル見事で、オイラ、カネコアツシ監督作品をもっと観たいよ~ 撮って欲しい❗


女優陣が豪華で、美しかったので、
0.2加点致します❗




2023ー32ー26