NORIDAR

地球防衛軍のNORIDARのレビュー・感想・評価

地球防衛軍(1957年製作の映画)
3.3
ゴジラシリーズとは直接関係はないがモゲラの登場という事で鑑賞。

3kmの土地と女を要求する宇宙人ミステリアンと人類との攻防を描く。

スペースゴジラの印象からか、パッケージを見た時は地球防衛軍側にモゲラがいるかと思いきや、まさかの敵側。
というか写ってるのが全員敵。
いや、ジャケット…勘違いするわ!笑

敵のビジュアルと「ワレワレハウチュウジンダ」の声からかなりシュールな印象を受けるが内容は結構シビア。
核戦争により崩壊した自らの星を捨て火星に移住したミステリアンは環境の違いと被曝の影響で子供の8割が奇形児として生まれる為処分しなければならず、地球人とのハイブリッドを作る事を目的に飛来、オンナを拉致監禁する。
核戦争の恐怖を物語る容姿を隠すそのスーツはまさかの戦隊モノ風。ギャップが凄すぎっす。w

また、終盤には現代人にはトラウマとなっている津波映像が生々しく描かれている所も見ていて辛い。

子供向けなビジュアルとは裏腹に初期東宝特有のメッセージ性も強く込められた作品だった。



ん、あれ…モゲラ全然でない…、凄いカッコいいのに…もっと見せてくれよ‼︎
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