カミワザ

ボーン・レガシーのカミワザのレビュー・感想・評価

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
4.4
『ボーン シリーズ』スピンオフ。
正直好きなだけなのかもしれませんが、これも抜群に面白い。

今作の主人公アーロン(ジェレミー・レナー)の置かれた状況を描くために割いた前半の間延びと、伏線が回収しきれずに終了してしまう消化不良といった不満は残るが、ボーンシリーズの新章として観れば、今後の展開に想像が膨らむ楽しみをれた感じ。
(だがこの続編が無いのが悲しい。)

後半にたたみかけるアクションは迫力満点で、特に縦横無尽に駆けるバイクスタントには目を見張った。
政府組織があらゆる情報を駆使してアーロンを追い詰めていく描写も健在。
これら物語が大きく動き出してからのノンストップの展開に「ボーンシリーズはこうでなきゃ」と唸った程。

アーロンを追う政府組織や、「アウトカム計画」等・・・
様々な敵に追われながらも、大きな謎(計画)を追いかける。
これまでの「ボーンシリーズ」を継承しながらも、その作りや、アクションへの拘りは逸脱しておらず、このぶれない面白さが売りなのは間違いございません。

今後、ジェイソン・ボーンとタッグを組んでといった展開に物凄く期待しています。
正直今更なさそうでもありますが・・・気長に待っていますよ。
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