鍋山和弥

ボーン・レガシーの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ボーンシリーズ、4作目。今作は、『ボーン・アルティメイタム』同じ時系列。主役は、ジェイソン・ボーンではなく、アーロン・クロス。スピン・オフ的な作品だが、全くの無関係ではない。この作品内の出来事は、ジェイソン・ボーンが、『トレッドストーン計画』、『ブラックブライヤー計画』を、暴露しようとしたことにより、CIAが、『アウトカム計画』の、発覚を恐れ、隠ぺいのため、『アウトカム計画』の工作員達を、抹殺しようとする所から、始まったからである。その為、工作員の、アーロン・クロスも、抹殺されかけてしまう。つまり、ジェイソン・ボーンが、原因なのだ。では、ジェイソン・ボーンが、悪いのか?それは、これまで、ボーンシリーズを、見てきた人達には、分かると思うが、そんなわけない。ジェイソン・ボーンは、あくまで、『トレッドストーン計画』の、犠牲者だ。では、誰が悪いのか?それは、政府だ。組織だ。『トレッドストーンか計画』も、『アウトカム計画』も、人道に反した計画だ。今作の『アウトカム計画』も、酷いものだ。『アウトカム計画』は、薬による遺伝子操作で、身体能力、思考能力を、限界まで高め、怪我の治癒能力を早め、痛覚を鈍らせた、工作員を作り上げる計画。人を何だとも、思っていない。政府では、他国に、好きにさせないためと、建前を作っているが、その為に、犠牲になってる人がいたら、話ならない。論外だ。発覚を、恐れてというだけで、工作員達の命を、奪うのだ。批判されるべきは、政府だ。ジェイソン・ボーンではない。やはり、政府は、横暴だ。
鍋山和弥

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