安堵霊タラコフスキー

さらば夏の光の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

さらば夏の光(1968年製作の映画)
5.0
吉田喜重の作品で、もしかしたら一番好きかもしれない映画。

アラン・レネの影響がめちゃくちゃあるだろうことが容易に想像できる格調高い映像が抜群に素晴らしく、尺がそんなに長くないこともあってその美しさを堪能しているだけであっという間に終幕まで時間が過ぎてしまった。(それこそかの傑作「去年マリエンバートで」が如く!)

後年マルグリット・デュラスが作るようなシーンも多数見られるけど、改めて考えてもそんなヨーロッパ的な美の境地に日本人が到達していたっていうのは驚異的。