たかちゃん

将軍と参謀と兵のたかちゃんのレビュー・感想・評価

将軍と参謀と兵(1942年製作の映画)
2.0
本作が名作と位置付けられていることが理解できなかった。70年代に邦画5社共同企画による「日本映画名作選」に、東宝『暁の脱走』、松竹『愛染かつら』、大映『羅生門』、東映『飢餓海峡』というラインナップに日活は本作をエントリーしていたことを覚えている。
将軍は馬に乗り、兵は延々と歩く。国策映画でありながら、戦意高揚どころか、厭戦的だ。かといって反戦にもなっていない。せっかくのバンツマ将軍も魅力を引き出していないし、作戦会議も、まるで沖縄戦の無責任な軍部のような、感想の述べ合いにしか見えなかった。
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