主人公ベイビードールは母親の死によって継父との遺産相続に巻き込まれるだが、彼との争いの中で過って妹を射殺してしまう。
継父の策謀により精神病院へ入院させられてしまうベイビードールなのだが、この流れを五分間でしかもほとんど台詞に頼らずに表現している。
ザック・スナイダーの映像はそれほどに雄弁なのである。
ベイビードールが自由を手に入れるための戦い。
空想力を豊かな、なんてなまっちょろいものではなく、空想力が暴発したようないくつかの世界でぶっとんだ戦闘シーンをこれでもかと見せつけることのできるザック・スナイダーは本当にマッチョだ。
美麗でエキセントリックな映像表現は相変わらずだが、さらにエミリー・ブラウニングを筆頭とした美少女戦士たちの戦いっぷりはキュートでセクシーで勇敢で何よりカッコいい。
ザック自身、レイティングをPG12に引き下げるためにいくつかのシーンを泣く泣くカットしたのだとか。
なので、たぶん、おそらくディレクターズカット版が販売されると思うので、そちらの方を期待しておこうと思います。
にしても、エミリー・ブラウニングはかわいかったなあ。
ほんと、まじで。