衝撃のラストと言えばこれ。
ミスト、隣人は静かに笑う、ユージュアルサスペクツ、シャッターアイランド、ゾンゲリア、グランドイリュージョン…。
確かに上記の映画のラストも衝撃だけれど、それは「走り幅跳びで5メートルくらいを予想していたら10メートル飛んだ」とか、「100メートルを8秒で走った」とか、そういう予想の延長線上での予想の裏切りだと思う。
この映画のラストは、走り幅跳びの助走の最中に選手が爆発した、とか、審判が走って優勝した、とか、そういう明後日の角度からの禁じ手的裏切りをやってくれる。
女子高生チェーンソーみたいなそもそも破綻しきった映画での無茶苦茶とは違う。
前半あれだけ丁寧にミステリしといてアレをやるのは前代未聞ではなかろうか。