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座頭市関所破りのcatmanのレビュー・感想・評価

座頭市関所破り(1964年製作の映画)
4.0
シリーズ第9作。全体的に地味ながら、やり過ぎない感じは映画自体の品の良さにもなっていて好感度高め。劇伴の使い方も良い。アル中気味のしがない老人に出会い、いっつぁんが幼い頃に生き別れた父親に想いを馳せるシーンは悲哀があり物語に深みを感じさせる。この老人役の俳優の芝居もイイなぁ。中田ダイマル・ラケットのコミックリリーフは最高に面白くって、無理なく映画の中に馴染んでるのは見事で途中退場が勿体無い。今回のヒロインはあまり印象に残らないかな。勝新の居合い&殺陣は絶好調、決してファンの期待を裏切らない。イイネ!
そして例によって、タイトルになっている「関所破り」に大した意味は無し(^^;;
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