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バルトの楽園(がくえん)のなでしこのレビュー・感想・評価

バルトの楽園(がくえん)(2006年製作の映画)
3.8
憎しみからは何も生まれない。
互いを尊敬し、信頼しあうことで
素晴らしい絆が生まれる。

第1次世界大戦頃の、徳島県の坂東捕虜収容所での、実話を元に作られた作品。
日本で初めてベートーヴェンの第9が演奏される。

昔の日本でこんな素敵な交流があったとは。心が豊かになります。

🍽美味シーン🍽
★はみ出しドイツ兵が焼くパン🍞
&市原悦子が与えたお粥🥢

朴訥で少しとんがっているドイツ人兵のカルル。行く先々の収容所から脱走してはひどい制裁を受けていました。

坂東でも脱走し、彷徨い歩いて怪我をして倒れた所を地元の市原悦子扮する農家のおばちゃん親子に介抱されます。
言葉は通じないけど、怪我を手当され、質素だけど美味しそうなお粥を「食べ、食べ」と差し出され、ためらいながらもガツガツお粥をすするカルル。
お腹も心も飢えていたカルル。
お粥に添えられた質素だけど温かそうなおかずも美味しそうで。

この後所長の計らいで、もともとはパン職人だったカルルは、収容所内のパン工房て皆のためにパンを焼くことに。
彼の焼く🍞やお菓子が美味しそうで、シュトレンかバームクーヘンみたいなお菓子が食べたくなります。
他にも一瞬ですが、厚切りベーコンをフライパンで焼いてる場面とか…
お腹が鳴りますね😅
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