はい

地獄の黙示録・特別完全版のはいのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)
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200分ちょい、、、長かったな、、、
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舞台はベトナム戦争。
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主人公のウィラード大尉は、軍の上層部から、ベトナム奥地でアメリカ軍を裏切り現地民族を従えて独立王国を築いているカーツという男を暗殺するように命令される。
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展開としては
実際にベトナム戦争中に起こったとされている出来事や人物の発言などを絡めながら、どんどんベトナムジャングルの奥地に進行していくんですが、
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その過程でなぜカーツという男が、執着してまで上り詰めた大佐という地位、ましてや家族や国を捨て、そこに居るのかが徐々に見えてくるという設定になっています。
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また、主人公自身も家族を捨て戦場に戻ったという一面があるらしく、何か繋がるところを感じる描写があります。
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そうまでして地獄の戦場に戻る意味が分からないと思いますが、
実際にPTSDとして同じ境遇を迎える人は珍しく無いようです、、、この辺は「アメリカン・スナイパー」で丁寧に描かれています。
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最も、この映画ではもっともっと人間の野蛮な性質、
人間の根源に迫るような、戦争という文明的なものから遠く隔絶した、本能的な恐ろしさや人間の悪のようなものを描いた作品だったように思います。
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グラビア雑誌のモデルが戦地慰問に来たり、
サーフィンをする為にベトコンのジャングルをナパーム弾で焼き払ったり(ここはちょっと違うらしい)、
腹わたが飛び出るのを鍋で押さえるベトコンに「そこまで頑張る奴には水を飲ませてやってもいい」と言って飲ませたアメリカ兵が居たり、
こんなとこまで!ってくらい実話が盛り込まれていて面白かったです。というか怖いな。
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ベトナム戦争についてかなり調べる機会にもなったので勉強になりまし。
はい

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