アル・パチーノの名演に尽きる!
冒頭とラストはまるで別人に見えるほど。
フランクとタンゴを踊った女性も心が美人。「俺は女好き」と公言してるところもシリアスなストーリーの中ではホッとできる部分。そう聞くと途端にフランクがキュートに見えてくる。大人の男の色気もあった。
フランクがチャーリーに吐露したあの言葉を聞いてからはもう同情心しかない。
高潔な魂も、磨いたり共鳴したりする相手がいないと途端に曇ってしまう。
フランクもチャーリーだったからこそ……。
ちょっとおバカな高校生役に、フィリップ・シーモア・ホフマンが!
“正義が勝つ ”シンプルなエンディングも、昔のアメリカ映画らしくスカッとした。
『オレは腐りきってる』
『違うよ。ただ苦しんでるだけ』
公開当時 全然知らなかったのであれなんですが、自分がもっと若い頃観てたら号泣モノだったろうな〜。今作でアル・パチーノはアカデミー主演男優賞を受賞したとのこと!