勝ったのは農民だ

セント・オブ・ウーマン/夢の香りの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

つい最近、同じアル・パチーノ主演の『ヒート』を観たのとタイミング良く、BSプレミアムで放送していたので録画して鑑賞しました。

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今作のアル・パチーノがアカデミー賞主演男優賞とるのは、そりゃ納得です。
ちなみに木村拓哉さんは山田洋次監督作品『武士の一分』の役作りとして今作を参考にしたとのことです。
「開眼状態での盲目の男」ですからね。👀

で、今作のアル・パチーノの役に関しては、この間、クリント・イーストウッド監督の『運び屋』を観たんですが、少し似た印象を受けました。🚙
「自分の身内には嫌ですが、離れて見る分には楽しいキャラクター」ですね。😅
今作のアル・パチーノは、下ネタばっかり言うし、まるで高田純次さんみたいに見えることがチラホラありました。⤵️





Wikipediaでもストーリーの概略が読めます。2時間38分ってまぁまぁ長尺だと思いますが、本当にあらすじ自体は簡単な話の映画です。
ただアル・パチーノの演技力でぐいぐい引き込まれます。


あとやっぱり、トーマス・ニューマンさんの音楽の力ですね。彼が劇伴音楽を手がけた映画は好きな作品が多いです。🎼

若き日のフィリップ・シーモア・ホフマンもいい味出してます。

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で、自分が今作の見所に感じた名シーンが4つあります。

①個人的にものすごくヒヤヒヤしたのは車の運転のシーンです。「やばい、絶対事故する❗️」と思ってずっと観てたんですけどああいう結末でほっとしました。
トム・クルーズの生身のアクションも十分ヒヤヒヤしますけど、これはこれで怖いです。

②Wikipediaにも書かれていましたが、タンゴを踊るシーンはほんとに名シーンですね。恍惚と見ていました。💃
あと、A・シュワルツェネガーの『トゥルー・ライズ』が大好きなので、タンゴの曲があの映画の中に出てくる曲と一緒だったのでテンション上がったのもあります。
『ポル・ウナ・カベサ』という曲だそうです。

③後半のホテルの1室で2人のやりとりのシーン。これはちょっとネタバレになるので詳しくは書かないでおきます。🏨


④これもWikipediaにありましたが、アル・パチーノのスピーチ。アル・パチーノの演技力とその説得力の極みですね。⤴️


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2時間38分と比較的長尺で、特に最初のほうはちょっとダラダラしすぎに思わなくもないんですが、この4点だけでも充分今作を観る価値はあったと思います。♨️


この年のアカデミー賞作品賞はイーストウッド主演・監督の『許されざる者』がとりました。『許されざる者』も好きですけど、あえてどちらかといえば、自分は今作の方に軍配をあげます。