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セント・オブ・ウーマン/夢の香りのliamのレビュー・感想・評価

4.0

「ジョー・ブラックをよろしく」のマーティン・ブレスト監督作品。「ゴッドファーザー」のアル・パチーノが主演で、この作品で第65回アカデミー賞主演男優賞受賞。「バットマン フォーエヴァー」のクリス・オドネル、「リアル・スティール」のジェームズ・レブホーンも出演。

全寮制名門高校の生徒チャーリーが、休暇中のアルバイトで全盲の元陸軍中佐フランクの世話をすることに。しかし、頑固なフランクとの出会いは最悪なもの。フランクの言動に戸惑いながらも、心やさしいチャーリーは行動を共にすることになるが…。

アル・パチーノの演技が素晴らしい。目が見えない仕草が完璧で目の動きも本当に目が見えない人みたい。
偏屈なフランクと優しい学生のチャーリーのコンビは中々いいバランス。年の離れたコンビが旅するストーリーって当たりが多いような。

アメリカの映画でよくでてくるイタズラってかなりエゲツないよな。笑
今回出てきたイタズラも凄かったし。やっぱりやる規模が違うわ。

途中でタンゴを踊るシーンはものすごいかっこよかった。あのダンスシーンはものすごい印象に残るシーン。
最初は相入れなかった2人がだんだんと仲良くなっていく様は見ていて微笑ましい。

最後の演説は圧巻でものすごく印象的。言葉は汚いけど、正しいことを大勢の前で堂々と言えるフランクはカッコいい。

2人を通して生きることの尊さを教えられた。素晴らしい映画。
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