盲目の退役軍人と名門校の苦学生という組み合わせが珍しくて面白かった。
スレード中佐はチャーリーに救われ、チャーリーはスレード中佐に救われた。人生、どこで誰と出逢うか分からない。そして、その出逢いが思わぬ希望や幸運をもたらすことがあるということ、分かり切っていることだが、そうした大切さを改めて胸に焼き付けることができた。
自らの生い立ちを理由に逃げることなく勉学に励む姿、中佐を気遣い支える姿、誠実な心を持ち続ける姿。チャリーは本当に人格者だ。
タンゴを華麗に踊る姿、フェラーリを乗り回す姿、公開懲戒委員会での大演説を打つ姿。気難しいけれど、心に熱いものを抱き続ける中佐も素晴らしい。
良い作品だった。Hoo-ah!