人間であること
どうして自分は、泣けないのだろう?
終盤、感情がグチャグチャになって、涙があふれそうだった。
でも、涙が出ないの???
母べえ(かあべえ)、父べえ(とおべえ)、はつべえ、てるべえに、・・・つるべえ。
※ここ数作、つるべえが、やまださんの映画に、何故か毎回登場する。笑
父、母、姉に妹。どこにでも居る普通の幸せな家族。
父がユーモアにあふれているため、この家では、名前の最後に、"べえ"をつけて呼ぶ決まりがある。
自分の場合は、ピッコロべえ。
あんまり、しっくりこない・・・。
ピッコべえ、ピコべえ、コロべえ・・・。
好きに呼んでくださいませ!!!
1940年。日本は、戦争に向けて大きく動き出していた。
父べえは、反戦的思想を持っているため逮捕されてしまう。
当時の言葉で言えば、非国民、国賊である。
ただ、戦争反対、戦争は間違ってると思っただけ・・・。
それだけで、牢屋に入れられ、風呂も入れず、臭い飯を食わされ、体中が腐っていき、虫がたかる・・・。
それでも、父は、牢獄から家族の事を思い続けるが・・・。
一方、父がいない家庭を、必死に守る母べえ。
山ちゃんと言う、父の教え子が、彼女達を見守り、支えながら、父の帰りを待ち続ける。
つらくて苦しい毎日だけど、彼女達は、幸い、良き人に巡り会え、楽しくて幸せな毎日を過ごしている。
赤の他人なのに、凄く、この家族を想う山ちゃんの優しさに心が温かくなる。
だけど、次第に、日本はアメリカとの戦争に突入していき・・・。
金などの贅沢品は、すべて兵器に変えられる。
お国のために、死にゆく者達・・・。
この世界は、とても残酷だ!
頼むから!これ以上、愛する人を奪わないでくれ!
(やまださん、あと4!🐯🐯🐯🐯)