真夜中

ロックンローラの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

ロックンローラ(2008年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

これだけ多くの登場人物を描き分け、それぞれに見せ場が用意されている気配りの良さは犯罪群像劇に長けたガイ・リッチーならでは。ジェラルド・バトラー、トム・ハーディ、マーク・ストロングといった売れっ子俳優が顔を揃えているのも見逃せません。そういったキャラ的な要素が充実している反面、あからさまな「ロック、ストック~」の焼き直しのようなシナリオはいまいち旨味に欠けます。演出のテンションの高さの割に若干テンポの悪さも気になりますが、ガイ・リッチーの原点回帰ということでそれほど悪くはない作品だと思います。登場人物を何人か減らし、90分くらいに収めた方が登場人物のキャラも映画自体もグッと引き立って小粋な作品に仕上がったかも。
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