仕事中…額に汗がにじむ…
パソコンのモニターに汗が飛び散りそう…
思わず声が出る…
「あちー…なんて暑さだ!」
「この季節にそんな革ジャン着てるから暑いんですよ!」
周囲からオール・突っ込みが入る。
制作関係の仕事なので格好は自由なのだが…
「今日は25℃越えて夏日らしいっすよ…革ジャンは頭おかしい人みたいですよ!」
「しょうがないんだよ…おれ…ロックンローラーだから…」
「先輩がロックンローラーだなんて初耳です」
「あと5日はこの格好で過ごす…平成が終わるまでは…な」
この映画は語尾を伸ばさない…
「ロックンローラ」
シャーロック・ホームズ前夜のガイ・リッチー!
毒にも薬にもならないが異様にスタイリッシュというこの頃の彼の作風は大好きだ…デビューのロックストックやスナッチの雰囲気残しててかっこよい!
最近はこういうタッチは影を潜め…ガイ・リッチーの次回作は「アラジン」だって…ちょっとさみしい💦
「何で平成が終わるまで革ジャンなんすか?」
後輩が聞いてきた…
「喪に服してるんだよ」
「誰のですか?」
「もちろん…内田裕也さんとショーケンだよ…今…日本中のロックンローラーが喪に服してるんだよ…令和が来るまでは革ジャンで追悼するんだよ」
「あ!それから明日はスタン・リー御大の追悼ってことで昼からの出社になるからよろしく」
「スタン・リーの追悼ってなにがあるんすか?」
「バカ…決まってるだろう…エンドゲームの初日第一回目を観てから会社来るんだよ」
「マジすか?いいんですか?仕事より映画優先で?」
「しょうがないんだよ…おれ…ロックンローラーだから…」