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はだしのゲンのくーちゃのレビュー・感想・評価

はだしのゲン(1983年製作の映画)
4.0
評価は付け難い作品ですが、何回観ても釘付けになるという意味でこの評価を付けてみました。
皆さんも学校などでご覧になったことがあるのかもしれません。

私は小学生の頃にクラス図書としてこの漫画が置かれてたんですが、今の皆さんはどうなんでしょうか。
戦争の惨たらしさや、生き抜く強さを語る教育としては、名作だと思ってます。
でも、あまりに残酷な描写の為、図書室に置かないで!との反対運動などもあったと聞きます。
それについては、賛否両論あるので難しいところなんですが、私にとってはトラウマよりも、大切なことを教わったという感覚ですね。

今回久し振りに観たんですが、他の映画の内容はすぐ忘れてても、こちらは全て覚えていました。
病気の母に鯉を食べさせようと奮闘するシーン、原爆投下シーン、家族との別れ、妹の誕生、隆太との出会い、アルバイト…
どれも心にグッと来ます。
また広島弁のゲンの声優さんにも注目ですよね。当時ゲンと同じ年齢の少年を起用したそうで、よりリアルな演技でした。
今観ても、心揺さぶられる作品ではないでしょうか。
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