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WR:オルガニズムの神秘のhorahukiのレビュー・感想・評価

WR:オルガニズムの神秘(1971年製作の映画)
3.2
相反するイメージの並置!

ガチエロ映画で笑った🤣🤣TSUTAYAだと間違いなく暖簾の向こう側に置かれること必至の珍品(色んな意味で)。真面目に心理学者ライヒのドキュメンタリーしてたかと思ったら、男性の股間を弄るシーンを真正面から長時間映すというぶっ飛び具合。ずっとガチ目なエロい話してるし…😂

というわけで勝手にマカヴェイエフ特集③
ムキムキお爺ちゃんの「俺すげー」ドキュメンタリー『保護なき純潔』があんまり好きじゃなかったので、飛ばしてこちらを。『保護なき純潔』と同様なコラージュでありながら、ずっとエロのこと語ってて笑う!🤣フロイトの弟子だったWR(ヴィルヘルムライヒ)について関係者が語るドキュメンタリーと、性と政治をクドクドと語りまくる(見せまくる)節操のない映像とセリフの羅列で胸焼け起こすトンデモ映画だった!

性(自由)と政治(共産主義)の関係性は『愛の調書、又は電話交換手失踪事件』の時点で明確に語られていたので、この方向に進むことに違和感はないのだけど、創作とドキュメントのバランス含め『愛の調書…』くらいに表現を留めておいてくれた方が好き。前半は真面目に(理論はぶっ飛んでるけど)関係者がライヒについて語ったりしてるから、本物かどうか知らないけど、本物なら結構貴重な映像にはなるのかな?

異なる(衝突する・相反する)イメージの並置によって生み出されるモンタージュの可能性を追求したような作風は実際に物凄い効果を生んでいるように思えるし、ザ・アメリカな兵士が銃でオ◯ニーしたりのブラックユーモアも楽しいけれど、イマイチ私にはハマらなかった…😂見たタイミングが悪かった気がする…『保護なき純潔』とコレは時間置いてもう一回見直したい!とりあえずスコアは暫定ということで平均で!
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