たっちーさん

ソーシャル・ネットワークのたっちーさんのレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
4.5
成功の代償。



ハーバードの学生マーク・ザッカーバーグは、付き合っていたエリカに振られた腹癒せに、同僚のエドゥアルドと協力して、大学の女子寮名簿をハッキング、女子をランク付けするサイトを立ち上げる。

これが僅か2時間で大反響(≒大顰蹙)となり、ハーバード中で有名になった彼は、「身近な存在の異性のステータス」がウケたことに気づき、申請すれば誰でもネット上で交流できる場を作ることを決意。

それが現在、世界207ヶ国で5億人が登録しているSNS『Facebook』である。



本作を観て誰もが思い浮かぶ"マーク・ザッカーバーグは彼らのアイデアを盗んだのか?"という疑問。

デヴィッド・フィンチャー監督はそれに対して明確な回答を用意している。

「良いイスを作っても、今までイスを作った人全員にお金を払わない」



競争社会において先手を取ることがどれほど有利かは自明の理だ。

どんな影響を受けたかは分からないが、問題なのは『Facebook』が生まれる前に、マークが彼らとアイデアに関する会話を交わしたということ。



実在する人物の成功だけでなく、必ずしも小さくはない代償も描くのは挑戦的だが、彼が人間味溢れるキャラクターなのは、最後のF5キーを連打するシーンからも明らかである。