①マークザッカーバーグの半生を基に、多くの犠牲を払いながら時代の寵児に登りつめた孤高の天才の青春を洗練された演出で綴る。世界を変える彼を動かしたのは、失恋の痛みと若さ故の万能感だった
②マーク本人はこの映画に描かれる自分のことを「服しか合ってない」とコメントしているので(内容自体には肯定的)これを実話とは思わない方がいいでしょう。ただ映画としてはとても優れたものだと思う。自分を過信して突っ走り、周囲の人間を傷つけていく様が切ない
③お互いが相手のことを親友だと信じている、傷つけたいわけじゃない。それでも一度進んだ時計の針は戻らないし、別々の道を歩み始めてしまっている。マークとエドゥアルドの関係には心が痛むが、思っていること全てぶつけて喧嘩する彼らに清々しさも感じた
④誰もが認める偉大な人物の一番の関心事が、案外他人から見ればちっぽけなものであるという皮肉な構成は「市民ケーン」の影響を受けているそう。幸せについても考えさせられる。ラストシーンの余韻が最高。大好きな映画。超オススメです!