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ソーシャル・ネットワークのucandoitのレビュー・感想・評価

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)
4.5
ずいぶん昔に観た映画だが色々な人が出てたんだー、ということで再視聴。最初観たときは知っている俳優は皆無でした。今色々知ってる自分が嬉しいですw。

ジェジーの偏屈なオタクぶりは板についてますね。素晴らしい演技です。ここで描かれるザッカーバーグはある種の学習障害なのか。自分勝手で人を見下し、他人に思いやり(興味)がなく倫理観も薄い。プライドも高く根に持つタイプかも。しかし明らかに並外れた天才。「嗤う分身」や「グランド・イリュージョン」に通じます。

ジャスティン・ティンバーレイク演ずるショーン・パーカー(ナップスターの創業者)も頭は切れるが誇大妄想狂の嫌な奴。この変人2人は気が合います。ただし人間性にではなく能力的に。コカイン事件で追放されるまでにフェイスブックの基礎を作り上げます。歌手なのに演技が素晴らしい。

まともなエドュアルドはエンジニアとしては優秀だがとても凡人。良い人だが器ではありません。そこのところ理解して多額の賠償金を取ったのだから幸せに暮らしていれば良いなと思います。知らない役者だが好演しています。

絵に描いたようなエリートの双子に扮したのが「白雪姫」でドジな王子を演じたアーミー・ハマー。この二人「ビットコイン」にも本物が出演していました。やり手なんですね。イチャモンつけてザッカーバーグから奪い取った6500万ドルが役に立ったんでしょう。

この主要人物たちの描き方が抜群で個々の役者もですが、デヴィッド・フィンチャーの演出に感心しきり。

主要スタッフのダスティンにはボヘミアン・ラプソディでジョン・ディーコンを演じたジョゼフ・マゼロ、ちょい役だがフィフティー・シェイズのダコタ・ジョンソン。クインシージョーンズの面影をもつ娘のラシダ、それにエリカ役がルーニー・マーラだったとは。とても楽しい配役だったんですね。

面白かった。ただデヴィッド・フィンチャーなのでちょっと期待値が上がりすぎていました(絵的にはフィンチャーですが衝撃的でない)。でもでも、さすがのエンディングでした。忘れられないなあ、ジェシーの表情。