マークがなぜフェイスブックを作り世界的に拡大させたか更新ボタンを押し続ける最後の場面で分かる。
金と名声は手に入れたが本当に手に入れたかったものは得られないまま。そこはナップスターの創設者と決定的に考え方が違う場面を見せ彼がより一市民であることを強調させてる。エドゥアルドが孤独感を募らせ彼らの友情が裂かれるのも切なかったですね。マークが違う環境に身を置いたことで遠くに行ってしまった感がありありと伝わってきました。
あとヒエラルキーの話でもあるんだけどマークがそこに嫉妬していたかどうかホントのところがわからない。そういうのもあったんじゃないかなという描き方。
物語の描き方は誰に対して寄り添っているわけではないのでカタルシスはないがナップスターの創設者ショーンの胡散臭さがバレる場面は溜飲を下げる。
マークの素顔をゴマスリ描写一切なしで一気に見せきった凄い映画。みんな頭のいい奴ばかりだけど自分にも置き換えられる普遍的な話。
