長い歳月を経て自称デヴィッドフィンチャーファンの私は再度鑑賞しました。
当時ノンフィクションの楽しみ方を知らなかった幼い私はセブンやファイトクラブとちゃうやんなんなん?と敬愛してやまない監督の作品を真面目に評価しようともしませんでした。
改めて鑑賞すると演技派の俳優たちの言葉の応酬、編集のテンポの良さ、私が知るハンスジマーなどの有名な作曲家達ではなく、相変わらずのフィンチャー様々などこから引き抜いてくるん?この何とも言えない絶妙な作曲をする人達をと言わんばかりの BGM、素晴らしいです。
大人になりましたね私は。
エドゥアルドの視点からだといかに親友であるマークだけと一緒に Facebook を広げたいかを感じ取れてよく頑張ったねエドゥアルドと言って抱きしめてあげたくなりました。
マークも結果が全てだと分かっていながらもプライドが邪魔をして引くに引けないでも君は親友だったよねと訴える瞳が印象的でした。
今更気づいたのですがエリカ役の女優はドラゴンタトゥーのリスベクトですか。演技の振り幅にびっくりですよ。
ウィンクルボス兄弟役のアーミーハマーの低音ボイスが鼓膜を優しく刺激するマッサージのような心理的心地よさがあります。
個人的にやる気を出す映画としてはセッションなどが挙げられますがこのソーシャルネットワークも不思議とやる気を出させてくれる映画のひとつだと思います。