健一

バンデットQの健一のレビュー・感想・評価

バンデットQ(1981年製作の映画)
3.0
イギリスの名優ショーン・コネリーの訃報がハロウィンの夜に飛び込んで来ました。
90歳でこの世を去りました。

不謹慎だとは思いますが いつかこの日が来るのではないかと 身構えていたのも事実です。
でもいざこの日を向かえると衝撃は大きくかなり落ち込みます。
心よりお悔やみ申し上げます。
今まで、ありがとう。

2006年に事実上 俳優業を引退していたので 晩年のショーン・コネリーを観る事が出来なかったのが唯一の心残り。
渋い演技をしていただろうになぁ。残念でなりません。

ショーン・コネリーを最後に劇場で観たのは「リーグ・オブ・レジェンド」。2003年。遥か昔です。
私が彼の主演作で一番好きな作品は '92年に公開された「ザ・スタンド」。
おそらくDVD化されてないんじゃないかな。幻の名作です(私の中で)。

でもって 一番最初に観たショーン・コネリー出演作が、お恥ずかしいことに この珍品。😅
テリー・ギリアム監督作。この「バンデットQ」です。😂

小学生の時 父と姉と三人で映画館で鑑賞しました。
当時、日本のアニメ「幻魔大戦」と本作が二本立てで上映されていて 子供の頃の私は当然「幻魔大戦」目当てでした。
もう30年以上前なので 殆ど内容を覚えてません。
ちっちゃい子供と小人達が何人か出て来て冒険するという ファンタジー作品です。
ショーン・コネリーは どこかの王様を演じていたような。

「主演作」という事に人一倍こだわりを持っていたショーン・コネリー。
脇役を演じるのは あまり好きではないらしく。
とは言え『お爺ちゃんが主役の映画』となると 範囲もかなり狭まってしまって。
それで早期に引退してしまったそうだが、本作が原因で脇役が嫌になってしまったのではないかと ちょっと心配になるくらいの珍品です。

80年代の雰囲気満載のローテクファンタジー作品です。
温かい目で見てください。
「ネバーエンディングストーリー」なんかが好きな人は楽しめるかも?



劇場公開時 1983年 3月
八幡シネマ1 (千葉県 本八幡)
💺170席
客入り 満席 & 立見

千葉県の本八幡にあった映画館。
八幡スカラ座、八幡文化、
八幡シネマ1、シネマ2の4スクリーン。
2001年10月21日 惜しまれつつ閉館。
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