このレビューはネタバレを含みます
個人的にベトナムが大好きで。
パッケージを見た瞬間から、あらすじを見た時から好みだなと分かった。
レトロな時代背景と、湿度。
こげ茶色の調度品と植物の鮮やかな緑がとってもノスタルジックでときめく。
これが全てフランスで撮影されたなんて驚く。
主人公はお金持ちの家の、使用人。現代ではあまり想像できないけれど、この時代は普通だったのかな。
ほとんど家の中のできごとだけれど、文化や生活様式にすごく惹かれる。
こんな良い奥様がいるなら、救われるなぁ。
むしろ奥様の方がずっと悩まされているようだった。
主人公、個人的には子役の子の方が素朴で好きだったな。
まさか良いなと思っていた人と一緒になれるなんて。婚約破棄までして、身分が下の女性と結婚してくれるものだろうか・・・。
最後の詩の朗読まで、しっとりとして、アジアの匂いがした。
20230916