トラン・アン・ユン監督
ベトナム系フランス人
1951年フランス領ベトナム
サイゴン(インドシナ戦争中)
ファン・チャウ・トアン通り
パパイヤの茎から垂れる白液体
食べ物を運ぶアリを見て面白がる…
始終鳴っている虫の声と鳥のさえずりが心地よくて、前半だけなら満点くらいに好き。蚊帳の中でおしゃべりしてるシーンとか、どこか懐かしい感じがしてかなりのめり込めた。
後半、どこかいびつな空気が流れてて…
【熱帯夜の夢を見させてくれる映画】
しっとりとした質感すら感じてしまう映像。
ベトナムの夜に誘ってくれる。
1951年ベトナム。資産家の家に使用人として雇われた少女ムイ。家族の過去や関わりに巻き…
フランスで作られた、50年代のベトナムの話。ほとんどが家の中が舞台だが、フランス郊外に作られたセットというから驚く。
前半はベトナム版「おしん」みたいな雰囲気で、家電が一切無い貧しい家庭の話。
後半…
フレーミングや人物の描写から小津安二郎の影響を所々に感じたし、パリに作られたセットとは到底思えない湿度感は凄い。黙々と仕事をし、合間に自然と触れ合い覗き込むムイがひたすら健気なんだけど、10歳のムイ…
>>続きを読む物語の舞台は1951年のベトナム。10歳の少女ムイがサイゴンにある一家に使用人として雇われるところから始まる。
その家庭の家族構成は、音楽が大好きで放浪癖のあるダメ親父、そんなダメ親父の代わりに布地…
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