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コラテラルのcomのレビュー・感想・評価

コラテラル(2004年製作の映画)
4.5
おやおや?となるようなちょっと強引な展開とか、カオスすぎる部分とかもあるんだけれど、
とにかくカッコいいシーンが多すぎる。一年に一回は観直したいレベル。




以下、なんとなくメモ帳に書いてたこと。

殺し屋を乗せたドライバーが、
自分の信念を貫くために、殺し屋をブチ殺す話。

ヴィンセントと対立する理由
ヴィンセントは、
「リスクを取らずに流される人生」の暗喩であるから。ヴィンセントに脅されるまま従っていれば、とりあえず金が手に入る。でもそれは自分の信念に反することである。そして、ヴィンセントはヴィンセントで、金のために理由なくなんとなく人を殺して回っている"信念無き男"なんである。より劇的にするために女の子を助けるという名目がついているが、女の子がいなくても主人公はヴィンセントを殺すべきなのだ。信念を持って生きろよ、というヴィンセントの説教は自分へ向けたものなのでは。似たもの同士、同族だからこそ自身のシャドウ、ダークサイド、最高の敵になる。
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