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コラテラルのwowon2のネタバレレビュー・内容・結末

コラテラル(2004年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

リムジン運転手の夢を持ったまま踏み出せず10年以上タクシー運転手を続けている主人公が、暗殺者の客を乗せることになり、無理やり暗殺の仕事に連れ回されるが、ついには反抗してタクシーを横転させ、最後のターゲットを救う話。主人公の人の良さが魅力的。バディー物としてもほのぼのとしていてよい。暗殺者の詰めが甘すぎて良く今まで生きてこられたなあ、という印象。データの入ったカバンからホイホイ手を離すし、暗殺相手をうっかり窓の外に落とすしでドジっ子属性高い。哲学語りなどカッコ良い雰囲気(のみ)は感じる。主人公の夢が軸になっている話だが、キャラクターの内面に踏み込む訳でもなく事件のみを追っている所が、暗くない原因かも。緻密さが必要なストーリーだが脚本が若干ふわふわしてる。ほのぼの系事件もの。吹き替え版を視聴したが、暗殺者の抜けた行動に森川の有能キャラボイスが重なりシュールさが倍増。思わず笑みがこぼれる。題材の割に深刻すぎない所が、個人的には嫌いではない。
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