カワウソ総選挙落選中

怪談佐賀屋敷のカワウソ総選挙落選中のレビュー・感想・評価

怪談佐賀屋敷(1953年製作の映画)
2.0
福岡出身のカワウソにとって、鍋島化け猫騒動は身近なお話し。

入江たか子という女優はお年を召してからのイメージしか無かったが、親世代に言わせれば、いわゆる化け猫女優という肩書き。
なるほど化け猫を熱演していました。
意外とアクション映画なんですよ。

昔、付き合っていた人の元カノが入江たか子にそっくりで、別れた後も訳の分からないチャチャを入れてくるような少々メンヘラな人で、聞けば鍋島藩の家臣の家柄であったと……。
面白いですね、本当に猫のような瓜実顔をした人でした。
そんな彼の家に迷いこんで来た雌猫を「あのオンナの生き霊がついた猫だー!」と大騒ぎしていた彼のお母様もご存命であれば、90歳を超えるお年だと懐かしく思い出したりもしました。
奇妙な世界に一時期関わっていました。

映画の話にもどりますが、この映画は、それ程猫が受難してない映画なので安心して観ることが出来ます。
こらも一応ネタバレにはなるのでしょうが、ハッピーエンドです。
諸悪の元凶である殿様が、斬り捨てた本人の妹とそのお相手の門出を祝してHA HA HAと笑って「終」の文字。

ハリウッド製のホラーやディザスタームービーばかり観ている私ですが、たまにはこういう毛色の変わった映画もいいものです。

画面などは綺麗に処理し直しているようですが、音声のノイズが酷く、とても気になりました。

劇中にも「猫は魔性」とありますが、猫と暮らして半世紀、まさしく言い得て妙であります。