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フレディVSジェイソンのhorahukiのレビュー・感想・評価

フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)
3.7
F「みんなオレのこと忘れちゃって何もできんからつまらん!J先生、代わりにエルム街に行って暴れてもらえます?」
J「いいですよ、F先生…」

ーーJ先生大暴れーー

F「Jのおかげで、みんながオレのこと思い出してくれた!これで好き放題暴れられる!」
F「J先生、もうそのくらいでいいですよ!」
J「……」
F「…J先生?」
J「………」
F「おい!💢」
J「…………」
F「あいつ殺しだしたら止まらないの忘れてたわ!もう殺るしかねぇ!!」

…というのが対決に至る経緯です!
ちなみに私はもちろんJ派!ここまで見てきてF派とか言ったら怒られますからね(笑)

本作、当時映画館に見にいきまして、DVDも持ってるくらい好きなんですよ。もちろん当時もJ派でした。でもいつも無敵だったJ先生がボコられるのは何だか辛くて…「J先生負けるな!」と思いながら身を乗り出して見てました(笑)

対決ものって結局最後は力を合わせて共通の敵を倒そう☆っていうお気楽映画になっちゃってるのが多いと思うんですけど、これはガチ!VSものに求めてるのは、ガチ勝負なんですよ!変な茶化しとか、中途半端で軽いバトルなんて見たくない。

その点、この映画は素晴らしいです。ストーリーの雑さとか強引さとかツッコミどころとかどうでもいい!とにかくこの2人にバトルさせるんだ!という意気込みがお祭り感あって最高です。いつもの通り若者たちも出てくるんですけど、夢と現実という、住む世界の違う両者がバトルする舞台を整える役割を果たして(数名残して)死んでいくので、あんまりノイズにならないのも良いです。

しかも肝心のバトルも容赦ない!お互いに血みどろになって、体をところどころ欠損させながら刃物を使って殺しあう。見たかったのはこういうの!あの手この手でずる賢く攻撃を仕掛けるFと真正面から力任せにナタを振り下ろすJというお互いの特徴をしっかりバトルに反映させてるのも良いですね。しかもたっぷりと時間を取って見せてくれるのも嬉しい限り!

でも許せないところもありまして…(-_-;)
J先生は水が弱点という新設定を追加したことにすごく違和感。いやいや、いつもクリスタルレイクに沈んでゆっくり寝てますやん!8ではわざわざ泳いで客船に無賃乗船してますし。水大好きだと思ってましたよ。多分8のラストに着想得てるんだろうけど、アレただの水じゃないからね〜(^_^;)

それとバトルがFに有利に進んでくのもJ派としては、う〜ん…。本作の製作会社はニューラインシネマ。Fはずっとニューラインで、Jはもともとパラマウント。9からJがニューラインに移ったので、今回の対決が可能になったわけなんですけど、やっぱり生粋の自社製品のFを優先してるな〜って感じる作りになっちゃってるのがちょっと残念。

というわけでJ派としては若干不満もあるんですけど、とっても楽しい映画です!(*^^*)
そして13金シリーズやっと終わったー!!好きな順ランキングでも作ろうかな〜と思ってたんですけど、メンドくさいからもういいや(笑)
次は何のシリーズ見ようかな。やっぱりFかな(笑)
horahuki

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