すずき

殺人魚フライングキラーのすずきのレビュー・感想・評価

殺人魚フライングキラー(1981年製作の映画)
2.5
とあるリゾート地の島。
軍用艦の沈没船にダイビングしながら乳繰り合うカップル(マジで)。
そんなバカップルを惨殺したのは、なんと海水で生きられる新種のピラニア!しかも羽根付き水空両用!
ダイビングインストラクターのアンは、ダイビング中に客がそのピラニアに食い殺される事件に遭遇。
彼女の夫で海洋保安官スティーブと共に、この事件を捜査するが…

空飛ぶ殺人魚、フライングキラー!(ダツの事ではない)
原題は「ピラニア2」、つまりジョー・ダンテ監督「ピラニア」の続編なんだけど、前作は見なくても理解できる。私も見てないし。

全体的にう~ん、な出来。
でも、ピラニアに食われるゴア描写は意外に良かった。
しかし、肝心のピラニアの造形と動かし方が作り物まるだしで割とひどい。

あと、妙に濃いサブキャラクター達、それはいいんだけど、ほとんどストーリーに絡まないキャラはなんなの!?
若い男を誘惑しようとする欲ボケBBAとか、きっと面白い死に方するんだろーな、とか思ってたら、死ぬどころか完全にフェードアウト。
最初は「タワーリング・インフェルノ」みたいなのパニック群像劇になるかと、一瞬期待したぞ!
あとおっぱいが中盤以降出てこないのも残念。

見れないこともないけれど、かなりアレな作品だった。
一体誰だ、この監督は!
きっと無名で、間違っても映画界で成功しないタイプだな!
ジャンルは違えど、沈没船映画繋がりの「タイタニック」の監督の爪の垢でも煎じて飲め!