南森まち

ブレア・ウィッチ・プロジェクトの南森まちのレビュー・感想・評価

4.0
1994年、魔女伝説の調査に赴いた3人の学生がビデオカメラを残して行方不明に。遺族に依頼された映画会社が、事件の周知・解明のためにフィルムを編集したドキュメンタリー映画。

この伝説の情報がネット上にあったり、映画公開直前にテレビでドキュメンタリー番組が放映されたりして話題に。日本でも大鶴義丹が現地に赴いて調査していました。

全編ハンディカムで撮影されている臨場感、学生たちの狂気あふれる様子、81分で終わる見やすさ、「見えづらい」恐怖などもあり、今見ても歴史に残る恐ろしいドキュメンタリーでした。

--以下ネタバレ(?)--

現在は「それ」を知っていて見る人が多いために評価が低くなっているが、当時はコロンブスの卵だった。

「モキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)」という言葉を広め、製作費6万ドル(!)で全世界興行収入2億4050万ドルと、当時史上最高の投資収益率の映画になりました。

つまるところ映画は興行。最高のアイデアで、最大の収益をあげて、それなりに納得させられる映画史に残る名作。この映画のおかげでインデペンデント映画で一旗あげようと思った人がたくさん生まれたのは紛れもない事実。

「ジャンル:ホラー」って書くな!ドキュメンタリーやぞ!😁