このレビューはネタバレを含みます
冒頭の顔のアップが後半死に顔として再び現れる。
同じく冒頭、船着き場で子供たちが荷物をさらっていき、羊の群れとすれ違うところからしてほれぼれするのだが、カフェの場面ではカメラが戸棚についている鏡を撮っていて、その鏡に映った人影が、鏡が切れるところで途絶え、カメラが戸棚を通り過ぎてふたたびレストランの空間を撮るので、あたかも鏡からそれまで映っていたのとは別の人物が出てきたかのように錯覚するところなど、言葉もないという感じ。
ラクダとパラレルになって砂丘を歩いていくところも素敵。