追悼坂本龍一で見てみました。ベルトリッチ監督による、砂漠を旅する映画。
教授の音楽と砂漠の風景は楽しめましたが、ストーリーはあまりハマれなくて、2時間の映画が倍くらいに感じたような。
前半は倦怠期の芸術家夫婦のお盛んな旅。
パンツをはかない妻と、現地のやばい女を買っちゃう夫。
後半は砂漠の女になって行く妻。
前半は神経質でシャンパン飲まないと不安な女が、モロッコで夫みたいな冒険野郎になって行くのが面白かった。
ストーリーのせいか、モロッコの音楽はピリピリと神経に触る。特に女性が発する高音のヒャラララは、心臓に悪い音階。
原作者自身のセリフ あと何回満月を見られるだろう は、教授が残した言葉かと思ってましたが、ここがオリジナルだったんですね。
ハエとかスープに虫とか伝染病があるとこは、いくらエキゾチックでも無理(>_<)
デブラ・ウィンガーと砂漠の月、ステンドグラス越しの色が印象的でした。
