ゆうめし

光のほうへのゆうめしのレビュー・感想・評価

光のほうへ(2010年製作の映画)
3.0
DVDで。

アル中の母親に変わって名前も付いていない赤ん坊の弟の育児をする幼い兄弟。ある日、赤ん坊が死んでしまう。

そこから場面が変わり、大人になった兄のパートで母親が死んだこと、弟は子供がいるってわかる。
兄は荒れた生活しているのに弟は家庭を持っているのかと、育った環境が一緒でも、一方は独り身のその日暮らし、一方は幸せな人生を歩んでいるんだって思ったのに。
弟パートに変わったら、それがそうじゃなかったのが上手い作りだなって思った。弟は弟で薬中でどうしようもない状態。

そんなしんどい境遇の兄弟、兄は元カノの兄を庇い、一時殺人容疑で捕まる、弟は薬の売人容疑で捕まる。刑務所内で一瞬出会う兄弟。切ないね。その後、弟は自殺。兄は怪我した右手が壊死して切断。弟の息子のマーティンと一緒に弟の葬儀へ。そこでマーティンに君の名前の由来を教えてあげると。マーティンの名前は死んだ赤ん坊からとったのだった。

なんというか、ただひたすらしんどい兄弟の話よ。もうここまで負の連鎖が続くんですか!?状態。それを淡々と描く。感動的なBGMとかなし。

お兄ちゃん役の人、どこかで見たことあるような顔だなって思ったら『THE GUILTY ギルティ』の人だった。こちらの作品では髭面なのですぐわからなかったわ。
ゆうめし

ゆうめし