朝子

光のほうへの朝子のレビュー・感想・評価

光のほうへ(2010年製作の映画)
3.6
因果のない罪をどうすればよいのか。
兄は見ないように生き、
弟は毎日、目にする。
解はないが、応報がつきまとう。
本当は忘却に埋める方が良いのだ。
丁寧に丁寧に埋葬するのが。

簡単ではないのは、
その原因で分かってはいる。
ただ、潜水艦(サブマリン)が光のほうへ、
やっと浮上する、最初であり最後の、
あの祝福の光しかない場面に救いを見る。
朝子

朝子