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光のほうへのanguishのレビュー・感想・評価

光のほうへ(2010年製作の映画)
3.1
★育児放棄された飲酒と喫煙を嗜む兄ニック(ニコライ)と弟は三男である赤ん坊を甲斐甲斐しく世話をしていた矢先、目が覚めると…そして月日は流れニックは…

前半兄、後半は弟。子供を望んでいたが叶わず、弟の事を時折気にかけているシェルター(臨時宿泊施設)で暮らすニックは自暴自棄になり犯していない罪を被る、弟は妻に先立たれ息子マーティンと父子家庭、息子を第一に考えてはいたが麻薬をやめられない。二人とも根は真面目で心の痛みを乗り越えることが出来ない、兄弟なんだからと思うけど封じ込めていた惨めな時代や傷とか一緒にいれば思い出してしまうから疎遠になってしまったのか。そしてこの物語の核は「名前の由来」だろう、切なく観ていてもどかしい。

20200210
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