シネフィルmonk

狂熱のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

狂熱(1921年製作の映画)
3.4
ちょうど百年前、フランスで製作されたサイレント映画。ジャン・ヴィゴと同じく短命で世を去り、現在も“ルイ・デリュック賞”として名を残す前衛的な映像作家デリュックの代表作。マルセイユの港町の酒場に集まる男女、最初は楽しくダンスパーティに興じているが痴情のもつれから思わぬ事態へ…。

30分弱の字幕無し。でも、2回繰り返しみたらすぐ理解できるような内容で、酒場の限定された空間で演技者の表情と動作だけで場面を想像させてくれる“フォトジェニー”(フォトジェニック)論を提唱し実践。

複数のシネクラブを設立し、映画評論家として名を成し、その後のフランス映画発展の始祖とも仰がれるそうです。生涯に遺した6作の一つ。いつもの #ふや町映画タウン でVHSレンタル鑑賞しましたが、YouTubeにも画質が粗いもののアップされており視る事はできます。
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