Azuという名のブシェミ夫人

いつか晴れた日にのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)
4.0
奥ゆかしさを求められる時代の恋愛ってもどかしいけれど、その分ドキドキします。
ヒュー・グラントはなんとも煮え切らない態度な甘ちゃん役が本当に上手いですよね~というより素なのか?笑
その上目使いで見るのやめてよね。
うっかり自動的に許しちゃうよ。

そして、決して取り乱したりせずに耐え忍ぶエマ。
奥ゆかしさと自尊心、それを揺さぶる恋愛。
携帯なんて無い時代、手紙や人からの噂しか情報がなくて、気持ちはモヤモヤ。何が本当なのか。
まぁ今は逆に情報が多すぎるし、連絡が容易くとれる筈なのに来ない・・・とかいう部分もありますけどね。

アラン・リックマンの演技が決して押しつけがましくない、だけど愛する熱い気持ちを持っているのが見え隠れしていて素敵です。
この映画をみている間、一番幸せになってほしかったのはアナタですよブランドン大佐。
相変わらず寡黙な男性に弱い。