u-nextで目隠しをしながらシャッフルして当たったのが本作。初めての試みでしたが、いいゲームだと思います。なんたって予備知識、先入観一切なしで観れるんですからね。
本作は、あのスピルバーグの制作会社「アンブリンエンターテインメント」の初製作作品だそうで、その後「グーニーズ」、「バックトゥーザフューチャー」を製作し、立て続けにヒットを飛ばすことになるんですが、本作はあまりヒットしなかったようですね。主演は若かりし(とは言ってもすでに30歳)ケビン・コスナー。ブレイクする前なので貴重です。
物語は3バカトリオならぬバカ5人組がベトナム戦争への召集令状が届いたことをきっかけにバカ騒ぎの旅に出るというお話。それにしても、いやぁ見て良かった。丁度私も学生を終えて、社会人として社会の荒波に揉まれている訳ですが、本作はまさにその学生のモラトリアムから脱して社会人になる間際の複雑な感情を描いています。で、本作の特徴がベトナム戦争という事実が存在していることなんですね。ただの徴兵なのに、墓地で戦没者のお墓を見たせいで漂う死の匂いというのがリアルで、アメリカンの共感を誘うんでしょう。そして、元カノと友人の結婚。これも複雑ながら、最後にそれを乗り越えた大人の境地に「成長」という言葉を感じます。作中の時代に違いはあれど、登場人物たちの気持ちはいつの時代においても共感できるものです。何はともあれ、若いうちに見ておく映画なのではないでしょうか。
最後にあれですが、5人組にする必要ありました？ 4人で足りてたかと。
