たけちゃん

連合艦隊のたけちゃんのレビュー・感想・評価

連合艦隊(1981年製作の映画)
3.7
戦争を始めるのも難しいが、終わらすのはもっと難しい……


松林宗恵 監督、中野昭慶 特技監督 1981年製作
主演 永島敏行、財津一郎、丹波哲郎


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、4月7日は太平洋戦争において「戦艦大和」が撃沈した日なんですよ。なので、この映画をレビューします。「連合艦隊」( •̀ω•́ )و✧


開戦直前から大和沈没までの5年間を余すところなく描いた本作。涙なくして観れません(T_T)



昭和15年、太平洋戦争開戦直前の日本
開戦が避けられない状況の中、戦争が回避出来ないのなら、せめて短期決戦で戦争を終結させる道を模索し、山本五十六連合艦隊司令長官は機動部隊によるハワイ真珠湾攻撃を立案する。


そして、
昭和16年12月8日、ハワイの真珠湾に機動部隊による奇襲攻撃をかける

それと時期を同じくして完成した「戦艦大和」
世界は航空機時代を迎えながら、日本は未だ大艦巨砲主義により迷走を続けるのです。

12月17日、当時、世界最大の巨艦、戦艦大和が就航

翌昭和17年2月連合艦隊の旗艦となる


昭和17年6月6日、「ミッドウェイ海戦」で歴史的敗戦。この敗戦により、日本の命運は大きく変わってしまった。


同じく、昭和17年の8月以降、ガダルカナル島での戦いでの敗戦で、日本はジリ貧の長期戦を余儀なくされた。海軍はこの戦いの中で空母の瑞鶴、翔鶴が被弾し、戦列を離れ、この後の戦いに影響が出ることに……。


昭和18年4月
山本五十六連合艦隊司令長官がブーゲンビル島で死亡


昭和19年6月からのマリアナ沖海戦では「マリアナの七面鳥撃ち」と言われるほどの大敗北を喫する。



昭和20年4月7日、沖縄に向かう途中、387機ものアメリカ航空機の攻撃に晒され、大和沈没

戦争オタクならもっと上手に解説してくれるんでしょうが、僕はあまり詳しくないので、こんなざっくりで申し訳ない。映画に出てくるところをチョイスしました。実際はもっとドラマがあるよねぇ。



はぁ、辛い(T_T)

本当に日本のオールスターキャストと言えるスケールの大作映画でした。どの出演者も素晴らしい存在感を発揮していました( ˘ ˘ )ウンウン
みんな語りたくなりますよね。

古手川祐子さん、可愛かったですね~
そして、切なかった。


また、最後に流れる谷村新司さんの「群青」がたまらなく切なくて、日本映画らしく、うまく叙情を出していましたね……。こりゃ、泣くわ。

大和の最期をしっかりと見届けました(`・ ω・´)ゞビシッ!!