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永遠のこどもたちのsokbuのレビュー・感想・評価

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)
3.2
自身の育った孤児院を買い取り、夫と共に障害児のための施設を作るラウラ。開院のパーティーで一人息子のシモンが行方不明になる。シモンは養子で、HIV感染者であり薬を飲まなければ死んでしまう。ラウラは必死になって息子を探すが半年経っても見つからず、絶望的な状態。

ある日、ラウラが子供の頃、この孤児院のスタッフだったベニグマが交通事故に遭う場面に遭遇する。彼女はシモンが姿を消す前に孤児院を訪れていたため、怪しいと思い調べて行くと過去に彼女が自身の障害のある息子トマスをほかの子供達に殺された復讐として、他の子供達を毒殺したことを知る。

ラウラは最後には殺された子供たち、自身の息子とも再会するのだがそれは死後の世界であり、永遠に年をとらない子供だち(ピーターパン)にとって、なんだか彼女はウエンディのような存在。魂の救いなのだろうが、あまりにも悲しい結末。見終わった後も、しっくりこないかもしれないけど。ミステリーホラーファンタジーとしてはよくできた映画だった。
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