祇園囃子の作品情報・感想・評価

「祇園囃子」に投稿された感想・評価

講義で観たのですが、やっぱり大きい画面で観る溝口映画はちょっと違うよなぁ…画としての迫力がある。暖簾越しのカットや、路地でのカメラの動かし方、踊りの練習のバックからのショット…挙げたらキリが無いほどかっこいい。
時代の女性の生き方、こうして生き抜くことしか出来なかった人たちの屈辱と、それを受け入れ前に進む姿。強さを感じるよりも、時代に負けてしまう弱さがなんとも哀しい。
酔っ払ってくたくた動く客となよなよしなきゃいけない芸妓……
むちゃくちゃ面白い。むちゃくちゃ男どもが気持ち悪い。
祇園の芸妓の物語。
芸妓の姐さん(小暮実千代)のもとに洋服を着た娘(若尾文子)が訪ねてくるところから始まる。
若尾文子の白いブラウス姿が輝いている。
若尾文子は「どんな我慢でもするから芸妓にしてほしい」と懇願し、物語は進む。

若尾文子は「溝口監督は、演技について指導らしい指導は無く、演技は自分で考えろというスタンスだった」と言っている。どのようにこの映画の俳優たちが苦労してこの映画になったのかを知りたいが、映画を観る限り、それが分からない自分が未熟なのだろうかと思ってしまう。
まつこ

まつこの感想・評価

5.0
画の美しさに唸った。
モノクロなのに鮮やかで艶がある。

舞妓は無形文化遺産どす!と言い切るあの感じも、芸者の嘘は嘘やなく、商売の駆け引きと言うのも好きだなぁ。舞妓の人権について屁理屈を言うとこもサイコーだった。

美しく華やかなだけじゃない花街の世界。それでも、気高く寄り添う二人に胸が熱くなった。
ぱさお

ぱさおの感想・評価

3.8
2017.7.29 DVDレンタル
pier

pierの感想・評価

3.4
木暮実千代と若尾文子の擬似母娘の愛情が感動的。
庶民的だけど、人間の本質は善だと気付かせてくれます。
ひでみ

ひでみの感想・評価

4.0
やっぱりお金が大事。
chica

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5.0
なんだこの「夏」感は。京都の夏。
細い路地がゆるくうねりながら抜けている。その向こうで子供が花火をしている。それだけでこんなに感動するのか。

『赤線地帯』と同様、登場人物たちの「生業」が強く物語に絡んでくる。芸者・舞妓と、女としての自分自身に折り合いがつけられない苦悩と葛藤。彼女らが客の商談に巻き込まれていくことで物語の層が厚くなる。

姉妹がどちらも魅力的。職業上の義理の姉妹だけど、彼女らはそれ以上に近い。義理だからこそなのか。ミヨハルのミヨエを思う気持ちに泣く。久しぶりに映画で泣いた。

若尾文子もすっごくいいけど、木暮実千代は大大大女優。
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