オオカミ少年
アメリカの大手食料品メーカーADMで若くして重役を務めるマークウィテカー(マット・デイモン)。
彼が担当する事業の製造ラインで、問題が発生し、その責任を問われる恐れからライバル会社による陰謀だと上司に報告する。
そこからは嘘に嘘を重ねるマークを中心に巻き起こる、実際に起きた国際的カルテル事件をブラックコメディタッチで描く。
評価は低いけど個人的にはめちゃくちゃ面白かった。
マット・デイモンっぽい演技が全開で、相変わらずこの人は何を考えてるか分からん系の人を演じさせたら並ぶ人はどこにもいないと思う。
マット・デイモン×スパイと言えば、オスカー受賞作の「ディパーテッド」が頭に浮かびますが、そのマットとは全く違った表情を見せてくれる本作も本当に面白かった。
言ってしまえば、二時間弱の間ひたっすらにマークが喋る口からでまかせを聞き続けるだけの映画なんだけど、個人的にはそれが面白かった。
正直最初は登場人物が複雑で難しい話なのかなと構えてたけど、後々気づいてくるとマークは本当に愚かで、次はどんな口から嘘をついてくれるのかな?という楽しみ方が分かってくるとかなり良く出来たブラックコメディに感じた。
製作総指揮にジョージクルーニーがいたけど、「サバービコン」然りジョージ×マット・デイモンは太らせて眼鏡かけさせる決まりがあるのでしょうか?笑
そういえばまだサバービコン見れてないからDVD化されたら見たい。