ベべべっち

公共の敵のベべべっちのレビュー・感想・評価

公共の敵(2002年製作の映画)
4.0
ソル・ギョングVSイ・ソンジェ

ソル・ギョング主演のシリーズ第1弾。
なかなかに見応えがあって面白かった。

ソル・ギョングが演じるのはアウトローな刑事。
やる気なし、素行は悪い、規則に縛られない。
でも、悪は絶対に許さないという正義感だけは1番強いという、どこかで見た事のある設定。

イ・ソンジェが演じるのは猟奇殺人犯。
傍から見ると、社会的に成功していそうな真面目そうな男。
冷静沈着で頭もキレるが、自分を馬鹿にする人間は生かしておけないサイコパス。
いくら冷静に振舞っても、殺人衝動だけは抑えられない。

そんなイ・ソンジェ演じる猟奇殺人犯が、犯行に及んだ夜に偶然にもぶつかるのが、道端で用を足していた🙄ソル・ギョング。

もちろん、(不良刑事なので)すぐにキレるソル・ギョングだったが、相手の顔も確認出来ないまま、逆に顔を斬りつけられてしまう。

そこから始まる2人の因縁。

最初の事情聴取で、イ・ソンジェが犯人だと確信するソル・ギョング。
ソル・ギョングさえ潰せば乗り切れると確信するイ・ソンジェ。
とにかく2人の対決が魅力的な作品だった。

当時30代前半ぐらいの全盛期ソル・ギョングがめちゃくちゃいい。
とにかく今作では強い。
チンピラを圧倒したり、イ・ソンジェとのラストバトルも含め、アクション映画としても面白かった。

主役の2人以外のキャストもいい感じ。
まず、個人的に印象に残ってるのは、これまた若いユ・ヘジン。
今作ではナイフの達人のチンピラとして登場。
ナイフ使いということで一瞬だけ犯人だと疑われるが、誤解が解けた後は捜査に貢献。

他には、上司役のカン・シニル。
まだこの時はそこそこ髪の毛がある状態だったが、すでにいぶし銀の域には達していたかも。。。

イ・ムンシクはネタ。