おくの

男はつらいよ 寅次郎紅の花のおくののレビュー・感想・評価

4.0
終わってしまった。

ハイビスカスの花 特別編を抜かせば、この作品が「男はつらいよ」の最終作。長い様で短かった48作。観ないと損ではないだろうけど、恐らく観て得ではある、偉大なシリーズもの。

冒頭から一抹の寂しさが込み上げ、泣きそうになったけど、ラストは見て良かった、又色々学んだと心の底から感じた。

キャストの誰もが随分歳をとり、寅さんにいたっては声に力が無く、信念で演技をしている。

それでも、口が達者な上に学もなく、頑固な様で、その実繊細で、人情深いロマンチストなお調子者、そんな「車寅次郎」という誰からも慕われる存在を最後まで演じ切った渥美清に感服するばかり。


きっと当分の間、このシリーズを観ることは恐らくないだろうけど、いつかまた観るだろうし、もし自分に子供が出来たとしたら、作品の良さと車寅次郎という男の魅力は口うるさく教えたい、最後にそう思った。